えりさん(20代後半・女性)・旦那さん(30代前半・男性)
2021年8月に長女を出産。ご家族でインタビューに参加。
想いをつむいだ日: 2021/10/23
この手紙を読んでいる今、うーたんはどんなふうに成長しているのかな。うーたんが生まれたときのできごとをいつか伝えたくて、パパといっしょに、手紙を書くことにしたよ。
素敵なクリスマスプレゼントをもらったよ
うーたんがお腹にいるとわかったのは、2020年のクリスマスの頃。違和感をはっきり覚えたのはクリスマスイブ。その日は、ママとパパでスシローにご飯を食べに行っていました。(クリスマスだったけど気分はお寿司だったの。笑)ママは当時もお酒が大好きでよく呑んでいて、その日もビールに日本酒に……と思ったら全然そんな気分になれなくて。一杯呑んだら「やっぱりいい」って、お茶に変えちゃったの。
その時期、胃がムカムカとしていたのもあったから、もしかして……と思ってクリスマス翌日、検査薬で確かめてみたの。そしたら陽性反応。もう、ほんとびっくり。うれしさもありつつ信じられなくて一度寝て、また起きて変わらず陽性なのをみて「わぁ!!」と慌てていたら、パパが気づいてくれました。
ふたりでもう一度検査して、やっぱり陽性。パパもうれしさに涙を流していたよ。からだの変化で妊娠に気づいたことに驚いたし、すごく素敵なクリスマスプレゼントをもらったなとうれしく思いました。
少し日を遡って10日くらい前。ママは『まんじゅうこわい』など、落語を現代風にアレンジした朗読劇に出演していました。そこでママが演じたのは『寿限無』のお母さん役。彼と同棲しているところから、婚約して、結婚して、赤ちゃんを授かって、産んで、育てて……というその役の人生を演じたんだけど、それがまさにこれからのママと重なっていたんだ! というのも、当時ママとパパは婚約中で、8月に入籍&結婚式を挙げる予定で。ほんとすごい奇跡だよね! 舞台で演じているときすでにうーたんはお腹にいたんだって、感慨深く感じました。
うーたんは、お腹のなかで朗読劇を聞いてどうだった? 笑ったりしてくれてたのかな? いつか機会があったら、ママが舞台に立っている姿をうーたんにも見てほしいなと思います。
みんなに祝福されたよ
1回目の健診でうーたんがいることが明確になって、2回目の健診。初めてうーたんの心臓の音を聴きました。バクバクバクバク。予想よりも速くて元気な鼓動。小さいのにしっかり聴こえることに感動したよ。健診のたびにどんどん愛情が膨らんで、うーたんが生まれてくるのが楽しみでしかたがありませんでした。家族みんなも、笑顔でお祝いしてくれたよ。
緊張したのは、ママとパパの家族への報告。当時、婚約はしてたんだけど、入籍は結婚式と同じタイミングがいい! というママの強い希望でまだ籍は入れてなくて。うーたんはその間に来てくれたの。だから、どのタイミングで伝えようかすごく考えた。結果、じーじ、ばーばたちには、式の打ち合わせでママの実家に帰るときに。パパの方のばーばには、年明けにお話する機会があったからそのときに伝えたんだけど、特に緊張したのはママの実家の方。その日は、しゃぶしゃぶ食べ放題のお店にこまじいが連れてってくれて(ここだけの話、その日はパパのお腹の調子がよくなくて。パパ頑張って食べてたの。笑)。いつも乾杯で呑みたがるママだからお酒を勧めてくれるんだけど、もちろん、うーたんがお腹にいるからママは渋るわけで。そこでこまじいも何か勘づいてくれたらいいのに(こまばあはママから先に伝えてたから知ってたんだけど、自分たちで言うの待っててくれて)、「あぁ、そう。」と受け流すから逆に切り出せなくて焦っちゃった。でもなんとか、少しずつ話題を変えて切り出すことができました。
それから出産予定日が8月とわかって、結婚式は前倒し。うーたんがお腹にいるときに結婚式を挙げたんだよ。今思えば、うーたんがお腹に来てなかったら結婚式を挙げることは難しかったかもしれない。というのも、その時期、新型コロナウィルスが蔓延していて(この手紙を読んでいる頃は落ち着いてると信じてる……)、8月に向けてどんどん感染者数が増えていってたの。だから8月に挙げる予定だったらできてなかったかもしれない。前倒ししたことでたくさんの人にお祝いしてもらえて、ママもパパもとてもうれしかったです。ありがとう。
そして、式場のカメラマンさんの計らいで、パパがお腹に耳を当てている写真も撮ってもらいました。家族の晴れ舞台に、うーたんがいることを残すことができて、すごくうれしかった。うーたんは、生まれる前から みんなに囲まれているんだなあって思いました。
うーたんの名前はね
胎動を感じ始めてから、本当に生きてるんだなと実感するようになって、「あかさん」と呼びかけるようになりました。お腹の中でうーたんが動くのがわかって「楽しいの?」とお腹を撫でてたよ。パパも「待ってるよー」「元気で生まれてきてね」とたくさん話しかけていました。聞こえていたかな?
それから、性別がわかるまでがとても楽しみでした。なんとなくママは女の子な気がしていたから、早く答え合わせがしたくてうずうず。 6月18日の妊婦健診で「女の子だと思います」と言われて、贅沢なことに助産師さん2人がかりで見てもらいました。「あー、もうこれは女の子ですね」って! すごくうれしかったなあ。予想が当たった! と思ったし、女の子だとわかって愛情がもっと溢れてくるのを感じたよ。パパは「男の子がいい」とずっと言っていたけれど(女の子だと可愛くて可愛くて心配だからって!笑)、女の子と聞いてからは一段と可愛がってた!(そして生まれてからもベタ惚れ!笑)
性別がわかったところで、名前を考え始めました。恵まれるように画数にはこだわろうと思って、図書館で借りた本やネットで検索をして相性のよい漢字を選びました。
漢字がかわいくて響きもよくて、パパとママの願いを込めた名前です。うーたんも、自由に好きなことをやって生きてほしい。自分の好きなもの、自分自身のことを表現できるようになってくれたらいいな。パパとママにとってかけがえのない大事な子だよ、という想いを込めました。
名前が決まってからしばらくは「本当にこの名前でいいかな?」と思っていたけど、愛称で「うーたん、うーたん」と話しかけていると馴染んできて、もうこの名前以外に考えられなくなりました。呼ぶたびにどんどん愛着が湧きました。
もしかしてもう会える?
最後の健診は8月18日。まだ生まれる兆候はありませんでした。子宮口は開いてないし、お医者さんには「まだかなー」と言われてて。とはいえ、いつ生まれてもおかしくないのが安定期。遠出は避け、買い物をしてゆったり過ごしていました。
そして8月20日。「生理痛みたいなのがくるな」って思ったの。朝7時15分くらいから15分間隔。陣痛かもしれないと思って1時間くらい様子を見ていたんだけど、全然痛くないし破水の兆候もない。在宅で仕事をしていたパパと相談して、様子を見ることにしました。
その後も2時間ほどずっと10分間隔で痛みがくるので、病院に電話しました。「来てもらってもいいけど、まだそうだったら自宅で様子見になるよ」と電話口で言われ、それなら行き損かな? と思ってもう少し様子を見ることにしました。
でも痛みはさらに1時間続いて、ドロっとしたもの(おしるし)もでてきて。ひとまず病院で診てもらうことに予定を変更。陣痛タクシーを使ってみたかったけれど、電話が繋がらない……。せっかく登録したのに……って不満を漏らしながら、バスで頑張って病院に向かいました。
病院では「子宮口がまだ指2本分しか開いてない。まだまだだねー」と言われて唖然。それと「このまま入院することもできるけど、どうします?」と聞かれて、少し迷いました。理由は、入院するとパパには会えなくなっちゃうから。まだ頑張れる、そう思って家に帰る決断をしました。
「うーたん、いつ生まれてきてもおかしくないんだねー。楽しみだねー」と言いながら帰路に。まだそのときは耐えられる痛みでした。「イテテテ」って言いながらバスに乗ったし、歩き方もノロノロしてたけど(笑)
今となっては笑って話せるけど、問診ではお医者さんから「陣痛が本格的になったら喋る余裕がなくなるかな」って言われてて。これからもっと痛くなるんだと思うと、実はちょっとこわくなってた。
うーたん(陣痛)の本気が……
いよいよとなったのは午後から。眠いのに、昼寝をしても痛みで起きてしまう。(実は前日、寝付けなくて朝方までおきちゃってたの。だから凄く眠くて……)なんとかパパと一緒にテレビを見ながら夜を過ごしました。
気になって『陣痛の痛み』などと検索して出産体験談を読んでいたら、「あー、もうわたし、だめだ。だめだ」と弱気になってきました。うーたんに会うのが楽しみだった気持ちが、痛みや恐怖で少しずつしぼんでゆく。でも会いたい。頑張ろうって思っていました。
痛みがくると、「リラックス、リラックス」「オキシトシーン、オキシトシーン」ってパパと唱えていました。両親学級にパパと行ったときに、なるべくリラックスしていたほうが痛みもやわらぐし赤ちゃんも生まれやすいという話を聞いていたから。でも、オキシトシンは残念ながら出ませんでした(笑)多分、緊張の方が強かったんだと思う。
深夜になると痛みが強くなったけど、頑張って耐えました。お医者さんに言われた「陣痛が本格的になったら喋る余裕がなくなる」を思い出して。
まだ喋れる。病院に行ったところで、また「子宮口は全然開いていない」と言われるだろう。それはヘコむから、もう少し我慢しようと思って必死に耐えました。
ママは10分おきにトイレへ。恥ずかしい話、いきむ感じって、ちょっとうんちしたいような感覚と似ているんだよね。うんちしたいのか、いきんでいるのか、わからなくて。何度もトイレに駆け込んで「うーん」って唸る。落ち着いたらベッドに戻って横になる……そのくり返し。
もう気づけば明け方。ついに痛みをこらえきれずにソファで横になりながら唸っていたら、パパが目を覚ましました。すごく心配そうに「大丈夫? 電話する?」と寄り添ってくれたパパ。「確かにもう電話しないとだめかも」と思って、電話してもらって、ついに病院にいくことになりました。
「21日だ」って、そのときふと思いました。8月21日。それはうーたんの出産予定日でした。今日生まれるのかもしれない。でも、この痛みがこれからどれだけ続くかわからない。果てしない感じがしてこわかったのと、でも予定日ぴったりにきてうれしかったのと早く会いたいのと。色んな感情が入り混じって心境としては複雑。
一方、パパの目には、とてもつらそうに映っていたみたい。「行こう行こう? 一回いこう」と、急いで陣痛タクシーを呼んでくれました。電話をかけるとすぐに「〇〇さんですか? 2、3分で着きます!」と返事があったみたいで、結果、登録しておいてよかったなと思いました。
もう会える!?
病院に着いたのは明け方5時半頃。早朝だったので受付は夜間窓口へ。受付に着いたらまず検温。「そんなのいいから早く診察行きたい、痛いの! 早く産みたいの!」と気持ちが急いて、検温する時間さえもどかしく感じていました。でも、警備員さんが優しくて、車椅子を出してくれたのがとても助かりました。もう自分じゃ歩けなかったから。
病棟へ上がって内診。「子宮口は4cm」と言われて「4!?」と思いました。「何センチまで開かなきゃいけないんでしたっけ?」と聞いたら「10cm」って。10分の4って……まだまだやん!
ショックを受けながら「一旦外に出ましょう」と促されるまま外に出たら、「いい感じに開いているので、このまま入院しましょう」と言われました。
ここでパパは帰らないといけません。本当はずっといっしょにいてほしかったけれど、コロナの感染対策のために、だめで。心細かった。ここから一人だと思うと泣きそうだった。最後に朝ごはんを買ってきてもらって、そこでバイバイ。「頑張ってね」とパパからエールをもらって、別れました。 それが、朝6時くらい。
助産師さんには「今日中には生まれると思いますよ。順調にいけば夕方くらいに」と言われたけれど、まだ12時間以上もあるのか、と気が遠くなりました。
そこから待機室へ。「食べられる余裕があれば朝ごはん食べてくださいね」と言われたけれど、痛くて眠くてとても食欲なんてない。パパが買ってきてくれた朝ごはんを見てみると、カロリーメイトやサンドイッチ、ウィダーinゼリー。ゼリーくらいなら食べれるかなと思って少し飲んだけれど、あまり進まず……。飲みかけのゼリーを置いていたら、助産師さんにゼリーをジュっと口に入れられた。「今飲んでおかないと。出産はエネルギーを使うから。何かあったら次に食べられるのはいつになるかわからないですよ。頑張って飲みましょう!」と言われながら。ああーつらーいと思いました。
それから痛みはどんどん増すばかり。待機室にはほかの妊婦さんもいたから遠慮して声を抑えていたけれど、だんだんそれどころじゃなくなって。
張り裂けるくらいの声を出すたびに助産師さんが駆けつけてくれて、腰をさすったり、お尻をギュッとしたりして、痛みを抑えてもらいました。早く産んでこの痛みから解放されたい、という思いと、うーたんも頑張ってるんだよね、という思いのあいだで葛藤していました。
読んでいた出産体験談には、「腰痛が半端なく痛い」と書いてあって、読んだときは腰痛くらい耐えられるだろうと思っていました。でも、想像していた腰痛とは全然違うんだよね。「え? 何これ、これが腰痛なの!? イッターーーーー」って。涙目になりながら陣痛に耐えてた。
それからトイレにも行きましょうと言われたけれど、歩くのもつらい。その後、水が出たのを感じて、破水したかもしれないと思ってそう伝えると、診てくれた助産師さんに「破水してますね」と言われました。やっと破水があったと喜んでいたら、「破水してるけど、まだだね」と追加で一言。後から聞いた話では、そのとき破水したところが出口と違う部分だったみたい。うーたんも頑張っていたんだけれど、違うところから出てきちゃったんだよね。
それからまた、痛みに耐える時間が続きました。枕やベッドの手すりを強く握って。ママは握力が弱い方だと思うけれど、そのときは今までに無いくらいの強さで握っていたと思う。
時間感覚がなくなって、うとうとしながら陣痛に耐える。もう何時間経ったかわからないころに再び内診があり、そこで「子宮口7cm」と言われました。「7cmきた! あと3cm!」そう思ったのに、そこからも長い戦いでした。陣痛間隔が5分から縮まらなかったの。体感では3分間隔だったのだけれど、計ったら5分。
うーたんの頭が思わぬ方向にいっていたようで、「このまま出るとよくないから、体勢を変えて出やすくしますねー」と言われるまま、いろんな向きに体を変えてもらいました。少し体を動かすだけで激しい陣痛がきて、うーたんも頑張っていると思いつつ、もう「無理無理無理!」と叫んでいました。オキシトシン、出なかった! 心の中では「オキシトシンー」って必死に唱えていたのに。
うーたんの頭が……!
そして2回目の破水。今度はチョロチョロと出てくる感覚がありました。本当の破水って、お水が大量に出てくるんだって。助産師さんに「破水ですね」と言われて、そこからいきみの練習が始まりました。
自分で言うのもなんだけど、普段から踏ん張るのは得意。いきみの練習でも「じょうずですね」と言われました。練習して10分くらいですぐ分娩室に行けることに。
ようやく生まれる! 解放される! と思ったものの、分娩室までは自力で歩かないといけませんでした。つらい……。点滴のスタンドを支えに歩き、なんとか分娩台に上がりました。
そこから出産の準備を整えている時間が、とても長く感じました。うーたんと早く会いたい。時計を見ると11時半ごろで、もうお昼なんだな、でも予定の夕方よりだいぶ早くいけたな、と思いながら、「うーたん、あともうちょっとだよー」と声をかけました。
ようやく準備が整って、助産師さんの声かけに合わせて、いきみと深呼吸のくり返しが始まりました。
いきみ始めると、お尻の方に何かある。「なんか、凄いのがいる!」と思ったら、それがうーたんの頭なのね。出たり引っ込んだりしてるみたいで。「お股を覗いて、赤ちゃんの頭を見てみましょう」と言われて見たら、確かに頭がちょっと出てるのが見えたの!
「頭だ!」と思うと、早く出したい気持ちが強くなって、「んんー!」っていきむ。「はい、深呼吸しましょう」と助産師さんの声が聞こえました。
1回いきんだら、深呼吸をしなくちゃいけない。3回くらいまではいきみと深呼吸をくり返していたんだけれど、いきんだ後にうーたんの頭が残ってる感覚が耐えられなくて。「うーん!」と思いきりいきんだら、『ヌルッ、スーッ』って飛び出すように、うーたんは生まれてきました。
11時58分、詩唯誕生。泣いている声が、遠のく意識の中で聞こえました。
あぁ、生まれた。産声が聞こえて安心して、疲労感がどっときました。体力を使い切ってしまったのか、ママは体が冷え切っていてガタガタ震えが止まらなくなって、これは血が抜けすぎてて死んじゃうんじゃないかとも思いました。(後で母子手帳の記録をみたけど、そんなことは全然なかった。笑)。助産師さんは優しく毛布やカイロで温めてくれました。生まれたよ。早くパパに連絡したい。そう思いながら、眠りました。
はじめまして
うーたんの顔を落ち着いて見れたのは、それから1時間後くらい。
あらためて見るうーたんはとてもかわいかった!「わぁ、ちっちゃーい」と思いました。テレビで見る赤ちゃんよりもずっと小さかったし、お腹も大きく膨らんでたからもっと大きい赤ちゃんが生まれてくると思っていたの。想像よりもずっとちっちゃくて、しわくちゃで、めっちゃかわいい。
初めて抱かせてもらって、感動で涙が出てきました。
あったかい。ほんとうにかわいい。
生まれてきてくれてありがとう。ようやく会えたね。
生きているんだな。自分も、うーたんも。
命を感じて、ああ家族だ、と思いました。すごくあたたかい感情がぶわっと溢れてきました。頑張って生まれてきてくれてありがとう、うーたん。
産んだら痛みを忘れるとは聞いていたけれど、ほんとうにその通りでした。抱っこした瞬間に痛みなんてすべて忘れてしまうくらいのかわいさ。ずっと触っていたい。目に入れても痛くないってこういうことか。ほわほわと夢見心地で、腕の中のうーたんの温もりを感じていました。
パパにも病院の電話で連絡しました。生まれたよと言うと、涙声で「よかったー!」と祝ってくれました。早くパパにも会わせてあげたくて、退院が待ち遠しかったよ。
入院中の7日間、パパはずっと写真でしかうーたんを見ていなかったので、初めて会ったとき写真よりもずっと小さく見えて驚いたみたい。あぁ、ちっちゃーい。かわいいー。と笑顔でうーたんを抱っこしていました。
ねーねー、うーたん
これが、うーたんが生まれてきたときのお話。
うーたんは破水の方向を間違えるくらいお転婆だったし、生まれてからもミルク飲みやおっぱいになかなか馴れず苦戦しました。でも、うーたんは毎日成長している。生まれたときはちっちゃかったけど、こんなに成長できたね。
この手紙を渡すときには、もっともっと大きくなって、すごい美人に綺麗にかわいく育ってるのかな。どんな子に成長しているのかとても楽しみです。
うーたんには、笑顔で楽しく過ごしてほしいな。まわりがあっての自分だって思うから。まわりの人に支えられながら、頼り頼られながら、成長していってほしいです。パパとママも、妊娠・出産に限らず普段からまわりの人にたくさんお世話になっています。うーたんも、いい人に恵まれますように。
生まれてきてくれてすごくうれしかったし、これからもずっと一緒にいたい。
でも、うーたんはうーたんの人生だからね。自分の人生だから、パパやママだけじゃなくてたくさんの人と出会って、好きなことを見つけていってほしい。うーたんの「好き」が、いっぱい見つかるといいな。
めっちゃ愛してるよ。「なんで、パパ、ママこんなこと言うの?」って、きっと手紙をもらう頃には思うだろうけど。わたしたちも、おじさんおばさんになってて、「パパ、キモッ」とか言われちゃうかもしれないけれど(笑)
大好きだよ。
パパとママより
※この文章は、インタビューの内容をもとに執筆しています。